看護学校に社会人はどれくらいいる? 若い子とうまくやっていける? にお答えします
社会人から看護学校に入ろうと決めたとき、多くの人が一番気にするのが、これではないでしょうか。
「若い子たちの中で、自分だけ浮かないかな?」「うまくやっていけるのかな?」
私もまさにそうでした。入学前、これが一番の不安だったと言ってもいいくらいです。40代で、しかも子持ち。高校を出たばかりの子たちと3年間も一緒にやっていけるのか、本当に心配でした。
結論から先にお伝えします。ちゃんとやっていけました。 むしろ、想像していたよりずっと快適でした。今回は、その理由を、私が3年間で見てきたリアルな実態とともにお話しします。
クラスの社会人比率は「6分の1」
まず、数字から。私が通っていた学校は、1クラス30人強が2クラスありました。そのうち社会人は、全体で10名ほど。だいたい6分の1が社会人という割合でした。
この比率が多いか少ないかは学校によってかなり違いますが、私の学校は社会人が多めで、今思えばとても恵まれた環境だったと思います。後でお話ししますが、この「社会人仲間の数」は、学校生活の快適さを大きく左右します。
社会人組の年齢層と、みんなの経歴
社会人10名の年齢層は、こんな感じでした。
- 20代:1人
- 30代:6人
- 40代:3人
最年長は、私より4つほど上の、当時46歳くらいの女性でした。私は上から2番目、立派な年長組です。30代が一番多く、社会人といっても幅広い年代が混ざっていました。
経歴もさまざまで、面白いほどバラバラでした。
- 私のように企業で働いていた人:4人
- 元美容師
- 介護施設を経営している人
- アルバイトで職を転々としていた人
そして特徴的だったのが、10人中9人に子どもがいたこと。さらにそのうち4人ほどがシングル。「保育園以下の小さい子を育てるシングルマザー」という、私とまったく同じ環境の人も私を含めて2人いました。
これから入る方に伝えたいのは、「子持ちなんて自分だけかも」と心配しなくて大丈夫ということ。社会人で看護学校に来る人は、似たような事情を抱えていることがとても多いのです。
若い子とうまくやれるのか問題、その答え
さて、一番の不安だった「若い子とうまくやれるか」について。
繰り返しになりますが、結論はうまくやっていけました。そして、その理由を観察していて、ある法則に気づいたのです。
年が離れているほど、むしろうまくいく
意外かもしれませんが、年齢が離れすぎていると、変な対抗心が一切生まれないのです。40代の私と18歳の子では、張り合う要素がそもそもありません。だからお互い気楽でいられました。
逆に苦労していたのが、20代の社会人でした。高校を出たばかりの子と年が近いぶん、若い子の言動にイライラしてしまったり、ブスッとした態度を取ってしまったり。結果、若い子から敬遠されている場面も見かけました。年が近いからこその難しさです。
社会人は、潔く「社会人チーム」に入るのが正解
私が見ていて思った、社会人がうまくやるコツ。それは年齢にとらわれず、潔く「社会人チーム」に入ってしまうことです。
社会人同士は、あっという間に仲良くなりました。半年に一度くらいは「打ち上げ」と称して飲みに行ったりもして。同じような立場・年代だからこそ、すぐに打ち解けられたのだと思います。
もちろん、若い子たちと壁があったわけではありません。お弁当の時間はそれぞれの仲良しグループで自然に固まりますが、これは社会人に限った話ではなく、若い子も同じです。そして実習やグループワークで班分けされれば、嫌でも若い子と同じグループになります。そういうときは、みんな自然にクラスメイトとして受け入れ合っていて、口をきかないなんてことは全くありませんでした。
3年間で感じた、世代差のリアル
きれいごとだけでなく、正直なところもお話しします。
3年間ずっと若者の中にいると、やっぱり**「若者疲れ」**はありました。だからこそ、たまに同年代の社会人仲間や”おばさんグループ”で飲みに行くと、心底ほっとして、楽しかったのを覚えています。
世代差で「あー、若いなあ」と微笑ましく思った場面もたくさんあります。休み時間に教室の隅でショート動画を撮っていたり。実習で一緒になった情熱的な子が、泣き出したり怒ったりと感情をあらわにして、正直「ちょっと面倒だな」と思ったことも(笑)。私くらいの年になると、そうそう感情を爆発させることもないので、そのエネルギーに少し戸惑いました。
一方で、年長者だからこその役割もありました。若い子の中には、同年代の輪にうまく溶け込めない子もいます。そういう子をお弁当に誘ったりして、ひとりぼっちを作らないクッション役になれていたかな、と思います。年が上なぶん、気を使われることもありましたが、若い子たちもそのうち慣れて、「クラスメイトってこういうもんだ」という自然な空気ができていきました。だいたい入学後1ヶ月もすれば、すっかり馴染んでいた感じです。
看護学校入学を検討している社会人の方へ
最後に、私の経験から伝えたいことをまとめます。
若い子とうまくやれるか、それが一番の不安だと思います。でも、こちらがオープンな気持ちでいれば、相手もオープンになってくれます。だから、あまり気にしすぎないでほしいのです。年齢は、思っているほど壁になりません。
とはいえ、社会人の仲間は多いに越したことはないのも事実です。同じ立場の仲間がいるだけで、学校生活の安心感がまるで違います。だから学校選びのときに、
- その学校の社会人の割合はどれくらいか
- オープンキャンパスで、社会人学生の様子を聞いてみる
といったことを調べておくと、入学後の安心につながります。気になる学校があれば、遠慮なく質問してみてください。
社会人だからと尻込みする必要はありません。むしろ、人生経験を積んだ強みを活かして、堂々と飛び込んでいってくださいね。
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